2022年12月3日土曜日

感謝を学ぼう 

 コロナウイルスとの戦いも3年を数えるようになりました。ロシアによるウクライナとの戦争も、収まるどころかその影響を受けて、地球規模で戦争の火種が動き始めています。また、家計を預かる主婦として、食物を初めとして、公共料金やさまざまなものが一斉に値上げを始めていて、生活の厳しさを肌身で感じています。インフレです。これからお金の価値も変わるでしょうし、既に電子マネーが力を持ち始めています。21世紀は、20世紀とはまた別な時代として日々歩みを進めています。AIITを用いた世界のこれからは、黙示録を解き明かすものとなるでしょう。

 私たちが向かおうとしているこれからの社会は、最終的には一握りの支配者と多くの奴隷(被搾取層)というような構図になると言われています。そうなれば、今までにはなかったような厳しい時代になるでしょう。そして、それらはキリストの再臨が近いということのしるしです。

 マタイの福音書6章でイエスさまは、「あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります」(34節)と語ってくださいました。本当にその通りです。私たちは日付けを越えてまで心配を引きずる必要はありません。また、パウロはピリピ人への手紙4章で「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます」(67節)と書きました。

 知っていただく、というのがイエスさまの恵みを表しています。神さまは、私たちを愛しておられるので、私たちに常に深い関心を寄せてくださっています。神は、思い煩う私たちの成り立ちをご存じであるので、そうではなくて感謝をささげなさい、祈りなさい、痛んだ心を差し出しなさいとねんごろに語ってくださっているのです。そしてそうすることによって確かに神は、私たちの心と思いを守ってくださいます。神の慰めは実に深いのです。

 終わりの時代になると、戦争や飢饉(ききん)など、さまざまな患難困難が勃発します。それ故その時代に生きる私たちは、感謝することを学んでいきましょう。どれ程悪いことがあっても、神は全てを働かせ、それを益と変えてくださいます。私たちは、神に愛されているのです。

 テサロニケ人への手紙第一5章に「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」(1618節)という一文があります。私たちはここから、感謝を学びましょう。「すべての事について」と書かれているので、感謝できないような悪いことも感謝の対象です。そして今がその時です。どのような患難が来ようと、主は私たちの避け所となってくださいます。神はご自身に身を避ける私たちを、感謝の人として勝利のうちに立て上げてくださいます。

MIKOE NEWSから転載」 2022年12月3日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/

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