2024年10月9日水曜日

 サタンに勝利するには

 サタン(悪魔)とは、「神の敵」を意味する言葉です。サタンは神の働きを妨害してきます。ローマ人への手紙1章13節で、パウロは神のみこころと確認して、ローマに行こうと何度もトライしたにもかかわらず、サタンがそれを妨げたということが書かれています。神のみこころが大きければ大きいほどサタンもまたそうさせまいと強く働きます。21世紀の今でもこれは同様です。サタンは無害な空想上の存在ではなく、現実の存在です。神の計画をつぶそうと今も昔も働く残虐な人殺しです。そして、自分を隠して動くので、サタンなんていないと多くの人がだまされています。

 クリスチャンになったばかりの頃、私はサタンにどう対応していけばよいのか分からず、またサタンを恐れていました。おかげで私は好き放題サタンに翻弄されていました。しかし、ある時、韓国から来られた崔子実牧師の一言で認識が変わりました。崔先生は「サタンは気のふれた野良犬と思いなさい」。まずこうおっしゃいました。

 気のふれた野良犬の前に玄関を開くなんて馬鹿なことはおよしなさい。開けてしまうと勝手に上がり込んで、家中を荒らしたいだけ荒らすから、犬には命じなさい。去れ!と𠮟りつけ、家から去るよう命じなさい。

 その話を聞いてから私は変わりました。私なりにふに落ちたのです。サタンは狂犬で、そんなものをまともに受け入れたら馬鹿を見ます。狂犬なら狂犬に対する扱いをするのが正しいのです。そして思い出しました。イエス・キリストを信じ救われた私は、イエスさまの御名を頂いています。主の御名には権威があります。私たちが御名によって命じるなら、サタンはそれに従わなければなりません。私たちの後ろにはイエスさまがいるのです。

 また、神さまとサタンの関係は同列ではなく、神さまは創造主でありサタンは被造物です。両者には、絶対的な開きがあります。いくらサタンといえども神の許しなくしては、何もすることができないのです。ましてや神は「試練とともに脱出の道も備えてくださ」る愛なるお方です。私たちを「耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません」(コリント人への手紙第一10章13節)。たとえ苦しみを受けることがあっても、クリスチャンは神さまによって、守られているのです。

 ヤコブの手紙4章7節にはこのように書かれています。「ですから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります」

 サタンとありのままの私たちでは、サタンのほうが能力があるでしょう。知恵比べでは、私たちよりサタンが上をいっていると思います。それゆえ私たちの知恵で、サタンに勝とうとしても負けます。ですから、「神に聞き従う」ことを聖書は言っているのです。御声に聞き従うなら、その戦いはあなた自身の戦いから神の戦いに変わるのです。私たちが神が言った通りを行うからです。起こってくる問題や試練を恐れることは分かります。しかし、敵(サタン)に背を見せることだけは、決してあってはなりません。

 立ち向かうのです。これが答えです。逃げると犬はいよいよ大胆になって追いかけてきます。しかし、きびすを返して立ち向かうなら犬は逃げ去って行きます。イエス・キリストによって私たちは今既に勝利者です。神に従いサタンに勝利しましょう。

MIKOE NEWSから転載」 2024年10月9日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/

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