2022年10月13日木曜日

主の日 

 神のみ前に定められている1つの日があります。私たちはそれを「主の日」(the day)と呼んでいます。ペテロの手紙第二310節にはこう書かれています。「しかし、主の日は、盗人のようにやって来ます。その日には、天は大きな響きをたてて消えうせ、天の万象は焼けてくずれ去り、地と地のいろいろなわざは焼き尽くされます」

 勘の鋭い方は、これでもう察しがつくと思います。私たちが生きている今のこの世は、いつまでも続くのではなく終わりがあるのです。天の万象が焼けてくずれ去るなんて、いったい何が起こるのだろうと、今までの多くの先人たちは語り、また想像さえもつきませんでした。ところが、今の時代に生きる私たちには容易く想像がつきます。核兵器です。核兵器が世界中で使用されると、間違いなく天の万象は焼けてくずれ去るでしょう。そう考えられるのは、それだけその成就が近くなったということです。ぎりぎりまでその事態を回避するため和平を結ぶ努力はされると思います。けれども、結局は罪人である私たちです。ついにはその日を、世の終わりの日を、迎えてしまうようになると思います。

 興味深いことに、人類は水によって滅びたという伝承や歴史が地球上のあちこちで残っています。ノアの時代、神は地上に人の悪が増大し、悪いことだけに傾くのをご覧になり、人や生き物を地の面から消し去ろうとお決めになりました。そしてついにその日、天の水門が開かれ、巨大な大いなる水の源がことごとく張り裂け、大洪水が起こりました。そして、ノアとその家族また箱舟に入った動物たちを除くすべてのものは死に絶えてしまいました。

 神は私たち人間を憐れまれ、今後、そのような大洪水による裁きで地球上のいのちが無くなるようなことはしまい、と虹の契約を立てられました。しかし、同じ主によって、世の終わりは火によって天の万象が燃え尽きてしまうになると、聖書に記されています。現に今、ロシアとウクライナ間で戦争が起こり、しかも泥沼化してきています。核兵器の使用も現実のものとして扱われていて、まさに世界は今、産みの苦しみに入り始めているのです。

 まもなく再び主が来られます。再臨に向けて、時が満ちようとしています。私たちは悟り、時のしるしに目を向けましょう。その日、火によって万物はうせ、また改まり、そして新天新地が訪れます。世と世のものは過ぎ去り、新しい世界が始まります。神のことばは言葉通り成就するでしょう。そしてノアの時代に箱舟が備えられたように、この終わりの時代には、神は御子イエス・キリストを私たちにくださいました。初臨において救いを成し遂げられたイエスさまは、2度目には王として世に来られるのです。

 イエス・キリストを信じましょう。キリストのうちに永遠のいのちがあり、キリストを信じる者は皆、救われます。もはや死を見ることもありません。私たちへの救いの約束は、究極においては天において成就します。時は近づいていることを知ってください。

MIKOE NEWSから転載」 2022年10月13日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/

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