2021年7月5日月曜日

キリストとの出会い

 人生は出会いで決まると言います。確かに人の人生を左右するのは出会いです。朱に交わると赤くなるといいます。教員をしている友人は、どういう友だちと一緒にいるかということがその子の人生を決めると語りました。

 某国の宣教師であるSさんは、カミナリ族でした。暴走族の前身です。当時は「不良」という言葉があって、彼は不良青年でした。学校はともかく3年間で彼らを卒業させることに力を傾け、彼らは好き放題をして過ごしていました。

 ところがSさんは一冊の本と出会いました。三浦綾子さんの『塩狩峠』です。彼はその本でイエス・キリストを知ったのです。キリストを知る素晴らしさの故に彼は献身し、すべてをなげうって宣教師になりました。勉強ができないはずの彼ですが、英語を話し現地語を話し、多くの人々にイエス・キリストを述べ伝え、彼が不良青年であったことなど微塵も感じさせない働きをしておられます。

 彼に起こったことは何だったのでしょうか。聖書に次のような一節があります。「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。これらのことはすべて、神から出ているのです」(コリント人への手紙第二51718節)

 このことばが、Sさんの身に実現したのです。古いSさんは過ぎ去り、キリストにあるSさんとして新しく誕生したのです。ある人はこれを新生体験と言います。救いにはこれほどまでの力があるのです。

 聖書にザアカイという取税人の頭が出てきます。彼は嫌われ者で、金を愛する者でした。しかし、その彼にイエスさまは歩み寄ってくださり、彼は一変しました。救いが来たのです。ザアカイは財産の半分を貧しい人達に施し、だまし取った物は4倍にして返すと宣言しました。神によって新しく生まれたものは罪のうちを歩むことができなくなります。聖霊さまが内住してくださっているからです。

 またサウロ、後のパウロは、キリスト者を迫害していました。しかし、ダマスコ途上で天からの光が彼を照らし、イエスの声を聞きました。彼の人生は一変し、パウロはキリストイエスの使徒となります。

 人生は出会いで決まります。イエス・キリストとの出会いによって私たちは新しく造られた者となります。すべては新しくなります。どうか今日、主イエスを救い主としてあなたの心にお迎えください。神の道は私たちの道より高いのです。私たちをお造りになった方は、私たちが造られた目的をご存知です。神に聞き従うことによって、私たちはその最善の人生を受けるのです。この道に進みましょう。

 「MIKOE NEWSから転載」 2021年7月5日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/

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