世が向かおうとしているところ
昨年後半、お米の不足ということで、米が高騰しました。売り場に行っても売っていません。それでも、新米が出たら元に戻るだろうと思っていました。ところが、意に反して米の高騰は続いているのです。以前に比べ、ほぼ倍に近い値上げです。食べるために米は買わなければなりません。となると高くても売れるのです。だから、値を下げようとせず、高く売って利をむさぼろうとしている思惑があるのではないかと考えたりします。お米だけではありません。卵も、鳥インフルエンザで殺処分したので鳥が少なくなり、手に入りにくくなったということで、値上がりしました。特売で1ケース98円だった卵は、今は240円ほどします。特売でも変わりません。他にも燃料費も上がり、いよいよ生活しづらくなってきました。
問題があるのならそれも仕方がありません。けれども、これは捏造(ねつぞう)された生活の厳しさではないかと私は感じています。本当は豊かに神が祝福しておられるのに、不作と偽り、不正の利を得ている者がいるのではないかと感じているのは私だけでしょうか。隠れた所で世を動かしている人物が実は既にいるのではないでしょうか。いわゆる反キリストと呼ばれる者とその一派が、既に世を動かし始めているのではないかと思います。
世の終わりが近づいているのです。21世紀になって、世界(地球)は一つというふうに意識されてきています。そして、社会のシステム自体が大きく変わろうとしています。資本主義社会から移行して、これからの社会は一握りの支配者層と、圧倒的多数の奴隷(被支配者)という構図になってゆくのではないかと言われています。そもそも彼らは、世界の人口が多すぎると考えています。ですから、多くの人が死ぬようなことを起こします。戦争もその一つでしょう。次世代における富と権力の集中、これを考え動いている連中は既にいると私は思っています。
終わりの時代に起こってくることを、イエスさまはルカの福音書21章でこのようにおっしゃいました。自然界においては「…日と月と星には、前兆が現れ、地上では、諸国の民が、海と波が荒れどよめくために不安に陥って悩み、人々は、その住むすべての所を襲おうとしていることを予想して、恐ろしさのあまり気を失います。天の万象が揺り動かされるからです」(25、26節)と書かれています。
また、マタイの福音書では、「戦争のことや、戦争のうわさを聞くでしょうが、気をつけて、あわてないようにしなさい。これらは必ず起こることです。しかし、終わりがきたのではありません。民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。しかし、そのようなことはみな、産みの苦しみの初めなのです」(24章6~8節)と書かれています。
これらのことばから、まさに今、この聖書のことばが成就しようとしていることを知ることができます。既に戦争は起こっていますし、また未曽有の自然災害や飢饉(ききん)が起きています。そして、これらはさらに激しくなるでしょう。これらが過ぎ去り、新天新地が訪れるまで、私たちは、その産みの苦しみの初めの中に入っているのです。先ほどのルカの福音書にもこう書いてあります。「そのように、これらのことが起こるのを見たら、神の国は近いと知りなさい。まことに、あなたがたに告げます。すべてのことが起こってしまうまでは、この時代は過ぎ去りません。この天地は滅びます。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません」(31~33節)
私たちの希望は神のことばにあります。滅びることのないのは神のことばです。再臨の主をお迎えする用意をしましょう。