2023年10月4日水曜日

死者の復活

 皆さんは、死者の復活を信じますか? これは、私たち生きているものにとってとても重大な課題です。毎年年末になると、喪中欠礼の葉書が届きます。そこには、○○が永眠しましたと書かれています。永眠とはうまい表現だと思います。死者は、確かに目覚めない眠りについたのです。しかし、黙示録20章では、死んだ人々が最後の審判で、いのちの書に照らし合わせてさばきを受けると書かれているので、正しくは永眠ではありません。

 先日、イリエ・コロアマさんが召天されました。預言者として行くべき道を示された方です。私たちクリスチャンは死んだら天国に行くので、別離の悲しみはありますけれども、死にあっても希望があります。なぜなら、私たちはよみがえるからです。望みのない人のように嘆く必要はありません。聖書のコリント人の手紙第一15章は、この復活について言及しています。

 「もし、死者がよみがえらないのなら、キリストもよみがえらなかったでしょう。そして、もしキリストがよみがえらなかったのなら、あなたがたの信仰はむなしく、あなたがたは今もなお、自分の罪の中にいるのです」(1617節)。「しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。というのは、死がひとりの人を通して来たように、死者の復活もひとりの人を通して来たからです。すなわち、アダムにあってすべての人が死んでいるように、キリストによってすべての人が生かされるからです」(2022節)

 イエスさまは、その十字架の死を代価に、私たちを罪から贖(あがな)い出してくださいました。そして、私たちへの贖いがなされたことの証明として、死んで3日目に死からの復活を遂げられました。アダムの罪ゆえに人類に死が入りましたが、イエスの復活により人類は神との和解を得、死に引きかえ永遠のいのちを受けました。イエスさまは、人類の復活の初穂なのです。

 興味深いことに聖書にはこう書かれています。「朽ちるものは、必ず朽ちないものを着なければならず、死ぬものは、必ず不死を着なければならないからです。しかし、朽ちるものが朽ちないものを着、死ぬものが不死を着るとき、『死は勝利にのまれた』としるされている、みことばが実現します」(5354節)

 朽ちるものとは肉であり、私たちです。朽ちないものとはイエスさまです。イエスを着ること、すなわちイエスを信じることによって、私たちは不死を着、新しく生まれるのです。私たちはイエスさまにつき従います。イエスさまが戦われたら私たちも戦い、イエスさまがよみがえられたら、私たちもよみがえり、イエスさまが天におられるから、私たちもやがて天に迎え入れられます。

 イエスさまは死に勝利されました。そして、これをもって救いは完成しました。誰でもこのイエス・キリストを信じるなら、あなたも神の子です。復活の希望を堅く握りましょう。 

MIKOE NEWSから転載」 2023年10月4日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/ 

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