2022年11月21日月曜日

ハロウィーン 

 1031日は、ハロウィーンでした。皆さんの頭には、今年、某国で起こったハロウィーン圧死事故のことが思い浮かぶのではないでしょうか。道路に群衆が押し寄せ、身動きが取れず、少なくとも150名以上の人々が命を落としました。

 これから、12月のクリスマス、1月の新年、2月のバレンタインデーなど、世は祭りが続きます。祭りといえば、そこには意味があります。多くは収穫を祝うところから来ているのですが、実際、祭りの背景には霊的な意味があるものなのです。クリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝う日とされていますが、実は冬至の祭りがベースになっており、バレンタインは、修道士バレンタインが、生活に困る者に必要な金品を贈ったという史実から、チョコを送って愛を確認する日になりました。日本の新年は、お正月さまを迎える日としてお祝いをします。

 ハロウィーンは、日本では近年になって祝われ始めました。多分、お菓子屋さんが火付け役になっていると思います。ハロウィンは、もともとは古代アイルランドに住んだケルト人を起源とするものです。古代ケルトの暦に従って111日には諸聖人に祈りをささげる「万聖節」があります。その前夜祭として大みそかの31日に、ハロウィーンが持たれるのです。伝承では、この日に先祖の霊が戻ってくると言われています。しかし、悪霊も一緒にやって来て、作物に悪い影響をもたらしたり、子どもをさらう、と信じられていたので、そこから身を守るため仮面仮装に身をまとうのです。そして、かの有名な「トリック・オア・トリート」の声があちこちで聞かれます。

 悪魔や魔女に扮し、お菓子をもらうことは、一見、無害で楽しいお祭りのように見えます。しかし、それは隠れた罠です。冷静になって考えると、悪魔の衣装を着て喜ぶなど、祭りでもなければ普通では考えられないことです。某国で起こったハロウィーン圧死事件は、その背後にハロウィーンに働く霊の関与があったと私は考えています。一気に150人を超える者の命が失われたのです。ここまでヒートするのは祭りであるからで、やはり祭りの土台には霊的な動きがあるとされるべきでしょう。祭りを良いことに、その危険な霊を無自覚に受けているのです。

 霊的な事柄に関して、聖書は一つの指示を与えています。「霊だからといって、みな信じてはいけません。それらの霊が神からのものかどうかを、ためしなさい。(中略)イエスを告白しない霊はどれ一つとして神から出たものではありません」(ヨハネの手紙第一413節)というものです。

 霊には力があります。しかし、一口に霊と言っても、神から来るものと悪霊によるものがあります。そのことをわきまえ知ることができるよう、試し、見分ける必要があるのです。

 救いは、主イエスに属するものです。イエスを持っている人はすべてを持ち、永遠のいのちまでも持っています。一方、イエスを告白しないものはどれ一つとして神の霊ではありません。行き着くところは永遠の滅びです。イエスは主、また、いやし主です。救いは、イエス・キリストにある、これこそ私たちの信仰であり、また確信です。

MIKOE NEWSから転載」 2022年11月21日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/

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