2022年6月2日木曜日

ご臨在

 ご臨在。聞きなれない言葉かも知れません。神が今まさにここにおられるというように臨まれている状態をいいます。残念なことに今は火災で焼失してしまいましたが、ロサンゼルスのオン・ザ・ウエイ教会のプレイヤーチャペルには特別なご臨在がありました。

 私たちは、日本から来て何度もこのチャペルに行き、何日も祈りこみました。ここは天使が四隅に降り立ったというチャペルで、ある日部屋一面に霧のようなものが立ち込めていたといわれています。それはご臨在でした。そしてその日を機に教会は大きく成長していきました。

 このような特別な場所なので、私たちは、その四隅に立って実際に祈ってみたり、時にはあまりにも心地よいので、うとうとしながら祈り(居寝り)、何度も何時間もただ祈ることに専念しました。ここでの祈りこみは、教会のスタート時に導かれたものであり、これからの働きを前にして、得難い恵みとなりました。それはそれは優しくて、慰めに満ち、たましいを潤し、その場から立ち去りがたいものがありました。これがご臨在というものなのです。    

 私がイエスさまのもとに帰ったのも、ご臨在に触れられたことによります。友人に連れられ教会に行き、教会の屋根裏部屋で牧師さんが個人的に祈ってくださいました。その時です。体が左に左に強い力で押されるのです。遂にこらえきれず、畳に身を投げ出してしまいました。なに私は愚かなことをしているのだろう、と急いで立ち上がろうとすると、突然昔よく聞いた「いつくしみ深き」のメロディーがよみがえり、その言葉に打たれました。「などかは降ろさぬ負える重荷を」(お前はどうして背負っている重荷をおろそうとしないのか)と、重荷を負ってくださるという主のことばに応答して、その日私は主のもとに帰りました。そこに働いていたのは、ご臨在であり、聖霊さまの働きでした。ご臨在のうちに、私は救いにあずかりました。   

 さらに、印象に残ったのは、父のいやしです。食道静脈瘤破裂で生死をさまよっていた時、病室には重い空気があり、暗い印象がありました。しかし、母が「もう一度チャンスをください。やり直させてください」と心から祈ると、突然大勢の天使の軍団がやってきたかのようなざわめきに、病室が満ちあふれました。すると、病室の空気は一変し、ご臨在が覆いました。そこから、止血に成功し、父は危機を脱しました。

 霊的な戦いの勝利として、ご臨在が注がれるということがあります。神はご臨在という形でご自身を現わされ、大能のみ力によって御心のすべてを成し遂げられます。それゆえ臨在のある所に神はおられ、そこに神のみわざが現されます。

 私たちは神のご臨在を求めましょう。旧約の時代には、契約の箱が神のご臨在を現わしていましたが、今の時代、主は直接ご臨在をもって御自身を現わしてくださいます。この恵みにあなたもまた与かって参りましょう。

MIKOE NEWSから転載」 2022年6月2日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/  

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