2020年9月14日月曜日

 いやされる信仰

 信仰といやしは密接な関係にあります。 

 使徒の働き14章に、パウロとバルナバがルステラで、福音の宣教を続けていた時のことが書かれています。そこでは、生まれつき足のなえた人、歩いたことが無い人が、パウロの話に耳を傾けていた様子が書かれています。 

 パウロはこの人に目を留め、いやされる信仰があるのを見て取ると、大声で「自分の足で、まっすぐに立ちなさい」といいました。すると、彼は飛び上がって歩き出しました。 

 また、マルコの福音書5章では、十二年の間長血をわずらっている女性がいやされています。この女性は多くの医者からひどい目に会わされ、自分の持ち物をみな使い果たしてしまったのに何のかいもなく、かえって悪くなる一方でした。 

 彼女は、イエスの事を耳にすると「お着物にさわることでもできれば、きっと直る」とかたく信じて、群衆の押し迫る中、後ろからイエスの着物にさわりました。するとすぐに、血の源がかれて、ひどい痛みが直ったことを体に感じました。 

 イエスさまも、ご自分のうちから力が外に出て行ったことに気づいて「だれがわたしの着物にさわったのですか」と言われました。 

 女性は恐れおののき、自分の身に起こったことを知り、イエスの前に出てひれ伏して真実を余すことなく打ち明けました。イエスさまは、「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して帰りなさい。病気にかからず、すこやかでいなさい」と言ってくださいました。 

 特筆すべきなのは、両者ともにいやされる信仰があったということです。あのイエスさまなら、きっと自分をいやしてくださる、そう信じる信仰が彼らにはあったのです。そして、その信仰はむなしく終わることなく、彼らの想像をはるかに超えたいやしと奇跡をもたらしました。 

 ペテロの手紙第一26節には「彼に信頼する者は、決して失望させられることがない」と書かれています。彼とはイエスさまです。あなたもまた、信仰の海に漕ぎ出して、神さまのいやしと恵みを頂きましょう。神さまはどのようなことでもおできになり、あなたをいやしてくださいます。

 MIKOE NEWSから転載」 2020年9月14日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/ 

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