2018年7月11日水曜日

テロリズムの時代

 2018年7月6日、オウム真理教の教祖、麻原彰晃と教団の元幹部ら、合わせて7名に刑が執行されました。これによって、未解明の部分もあるようですが、一連の事件にひとまず幕が下ろされました。
 彼らが起こした地下鉄サリン事件は、今世紀におけるテロリズムのはしりといえます。独自に作った化学兵器による無差別大量殺人は世界中を震撼(しんかん)させ、21世紀はテロリズムの時代だと呼べるほど、各地でテロが相次いでいます。
 さて、ヨハネの手紙第一4章に、興味深いことが書かれています。「愛する者たち。霊だからといってみな信じてはいけません。それらの霊が神からのものかどうかを、ためしなさい。なぜなら、にせ預言者がたくさん世に出て来たからです」「イエスを告白しない霊はどれ一つとして神から出たものではありません」(13節)
 麻原は、オウム真理教の中でいろいろな宗教を援用しました。キリスト教もその一つで、私たちは聖餐(せいさん)式で主イエスの御血であるぶどう酒を頂くのですが、それをまねて麻原は自分の生き血を売ることをしました。他にもいろいろありますが、キリストに似せてはいても、イエスを告白しない霊はキリストのものではありません。麻原が信奉した霊はシバ神です。シバ神だからこそ、このような未曽有の大惨事が起こったとも言い得るでしょう。
 麻原を含む7名は命断たれました。しかし、麻原を用いた霊は生きており、次の麻原を探しています。悪霊は人を使い捨てにします。
 救いは、イエス・キリストにのみあります。この方によらなければ何の救いもありません。イエスは、あなたを愛し、あなたを買い戻すために、十字架であなたの代わりに死んでくださいました。主のもとに帰り、救いを受けましょう。

(イスラエル北野)

み声新聞2018年7月15日号(第998号)より転載—

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