2017年12月14日木曜日

ホロコースト

 私たちの教会は、イスラエル宣教に重荷があります。私たちもまたその中の1人で、1991年、夫と娘計3名、家族でイスラエルに行く恵みにあずかりました。召しに関して個人的な導きを求め祈り込む旅でした。
 イスラエルでは、あちこちを回り、ポイントとなる所は押さえました。しかし、帰国する3日前、イスラエルで行き残した所はないかと祈ったところ、その日の聖書通読の箇所から明確な示しが与えられました。黙示録の4章1節の「ここに上れ」という一文と、「この後、必ず起こることをあなたに示そう」という言葉に、くぎ付けになりました。
 上れ、といってもどこに上るのでしょう。思案にくれていたところ、神は日本人の牧師を備えてくださり、それは丘であること、丘にはヤド・ヴァシェムというホロコースト記念館があると教えてくれました。私たちはみこころを感じ、ともかくそこへ行くことにしました。もう一つのみことば、この後起こること、ってなんだろうと考えながら。
 丘を登ると、記念館がありました。ホロコーストの内容を年代ごとに区分けして写真や資料を展示しています。その第1のコーナーに踏み込むやいなや、私は凍りついてしまいました。ヒトラーの肖像が私を迎えたからです。この後必ず起こること、それはヒトラーの再来であるというのでしょうか。それが私の生きている間に来るというのでしょうか。
 実際のところ、生きているうちにリバイバルが起きることは信じていました。しかし、迫害となるとあまり考えないようにしてきました。まだまだ先であると。しかし、神はそれに目を向けるよう私を導かれました。それから四半世紀が過ぎ、確かに今、示しの成就が近づいています。迫害の時代に備えましょう。 (イスラエル北野)

み声新聞2017年12月17日号(第967号)より転載—

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