2015年4月4日土曜日

感謝
 聖書には、多くの教えがありますが、中でも、「すべての事について、感謝しなさい」(テサロニケ人への手紙第一5章18節)という奨励は抜きん出て素晴らしい教えです。
 今は天国に帰られたマーリン・キャロザース氏は、この教えを20年にわたって私たちに学ばせてくださいました。ご本人がおっしゃっていますが、この教えを実行するのは、語学を学ぶに匹敵するほど難しいといいます。特に「すべての事」というのが難しく、良い事を感謝することは簡単ですが、悪いことを感謝することはそうそうできることではありません。
 しかし、20年の中で私たちは、悪い事が起きると、感謝だと気付き、口先だけですが、感謝しますと言葉が出るようになりました。すると感謝の威力を見始めたのです。
 クリスチャン女性であるAさんは、友人とお食事に行った際、彼女の注文した料理だけが来なかったそうです。彼女は、静かに「プレイズ・ザ・ロード(主を賛美します)」と言い、感謝しました。それを見ていた青年は驚き、後には2人は結婚しました。
 また、私たちの教会の牧師は、歯の詰め物が取れたことを感謝しました。すると、そんな事まで感謝するのか、と感銘を受けたチェコの人がいて、そこから牧師が書いた本がチェコ語で出版されるようになりました。
 レベルの違う主の手を見たのです。感謝が持つ力は、人生を変えるほど強力なものです。ローマ人への手紙には、「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださる」(8章28節)と書かれています。どんな事も感謝しましょう。  (イスラエル北野)

み声新聞2015年4月5日号(第826号)より転載—

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