2013年8月22日木曜日


罪の赦し
 マタイの福音書18章のことです。ペテロがイエスのみもとに来て、「主よ。兄
弟が私に対して罪を犯した場合、何度まで赦すべきでしょうか。七度 までで
しょうか」と聞きました。7度とは相当の忍耐を表す数でしたが、イエスさまは
こう言われました。「七度まで、などとはわたしは言いません。 七度を七十倍
するまでと言います」(22節)
 これは、490回までは赦しなさい、と言っているのではなく、何度でも赦し
なさい、と言っているのです。
 イエスさまには罪を赦す権威が与えられています。そして、赦された者は永遠
のいのちが与えられます。罪を赦す、それは人間にできるものではあり ませ
ん。しかし、イエスさまは神の御子であり、それがお出来になるのです。どんな
に重い罪であっても、悔い改めるなら、その度ごとに何度でも赦し てくださ
る、それが神さまの約束です。
 50年近く生きていると、人は誰でもひとつやふたつ、赦されにくいと思える程
の過ちや罪を持ってしまうものです。私とて例外ではありません。も し十字架
の贖いがなければ、とても神さまの前に立つことができない、そんな黒点が心に
あります。しかし、神さまはそれを赦してくださるのです。御 子イエスを信じ
る私を、神さまはあたかも罪がないかのように愛してくださいます。何という恵
みでしょうか。
 そして、そればかりではなく神さまは全てのことを祝福に変えてくださいま
す。ローマ人の手紙8章28節には、「神を愛する人々、すなわち、神の ご計画
に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださ
る」と書かれています。罪は転じて益となる、そこまで神さまの 愛はあなたの
上に大きいのです。
  (イスラエル北野)

 み声新聞2013年8月25日号(第742号)より転載—

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