今が信じる時です
先週6月13日に衝撃的なニュースが飛び込んできました。イスラエルがイランを空爆したというニュースです。イスラエルはイランの核開発施設数カ所を含む軍事施設など数十カ所を空爆、破壊したとのことでした。ロシアとウクライナの戦闘から中東でもイスラエルとハマスの間で軍事衝突が起こり、この中で、多くの方々が、イスラエルとイランの全面的戦闘を危惧していましたが、ついに不安が現実的なものとなってしまったようです。アメリカのトランプ大統領も、サミットを早退するなど前代未聞の行動をとり、その関心の異常な高さを知ることができます。
かつて1970年代、イランとイラクが戦争状態になった時(いわゆるイ・イ戦争)、当時中東には多くの国、特にヨーロッパから石油開発のためにさまざまな企業が多大な出資をしてプラントに参加し、日本からも大手総合商社が参加していました。
ところが、この二つの国の間で戦争が起きた時、日本以外の多くの国々が自分の国に戻っていきました。それは外交や安全保障の現実的な判断からですが、彼らは聖書を知っていましたので、中東で何か起こったら、すぐに終わらないばかりか、大変なことになると思っていたからという背景がもしかしたらあるのかもしれません。
日本はあまり聖書を知りません。また両国ともあまり物資のない国でしたから、戦争はすぐにやむものと思っていました。そして戦争が終わった時には、最後まで留まったわれわれにかなり有利な結果となると思っていました。
ところがこの戦争はそれぞれの国のバックに当時のソ連、アメリカが付き、イラン、イラクに対して膨大な軍事支援をし、別名米ソ代理戦争と言われるほどの戦争となりました。当然その被害も大きく、戦争は約8年続きましたが、終わった頃には、留まっていた日本の企業はプラント存続どころか、企業そのものの存続に影響が出るほどの事態となっていたそうです。
日本から見れば中東はかなり遠くの国のように見えますが、この中東の出来事は常に世界全体に大きな影響を与えてくるのです。聖書から見れば、中東、特にイスラエルがその中心であり、イスラエルに関わる出来事は、他の中東諸国に勝って大きな影響力を持ちます。
今回、このイスラエルとイランが本格的に戦闘状態となったことで、多くの国々が慌てるのも当然といえましょう。聖書、特に旧約聖書の預言書であるダニエル書9章を見ると、イスラエルを中心とした中東の混乱を終わらせるためか、やがて世界的な政治リーダーが中東を中心とした恒久的な平和条約を締結することが書かれています。
もちろん、預言書にはさまざまな解釈があることは良く知っています。この恒久的中東和平が締結されてから7年で今の世界が終わることが書かれています。そして次の世が来ます。この次の世に入ることができるのは、イエス・キリストを自分の贖(あがない)い主と信じた者だけです。
今回のイスラエルとイランの戦争も、間違いなくこの恒久的中東和平が近づいていることのしるしです。
時はそれほど多く残されていません。イエス・キリストを信じるのはまさに今のこの時であると知ってください。
MIKOE NEWSから転載」 2025年6月18日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/