風が変わり始めている
1990年、1歳の娘とともに家族3人で、個人的にイスラエルを訪ねる機会がありました。この旅は、私たちにとって非常に重要なものでした。黙示録4章から「ここに上れ。この後、必ず起こることをあなたに示そう」(1節)ということばが与えられていて、この後必ず起こることって何であるのか、私は思い巡らしていました。
その中で、示しと導きによって、イスラエルのホロコースト記念館に行きました。ちょうど、なだらかな山の頂きにそれは建ち、そこでは幾つかブースが設置されており、ユダヤ人がたどって来た迫害の歴史の歩みが写真などとともに時代ごとに展示されています。
さっそく一番目のブースに足を踏み入れたところ、何とそこで私を迎えたのは、大きく引き伸ばされたヒトラーの肖像写真であったのです。衝撃が走り、一瞬のうちにこれを見、悟りました。「あなたの時代に再びヒトラーのような人物・反キリストが出る」こと。そしてこれは「この後必ず起こることなのだ」と。反キリストが出るのはまだまだ先だと思っていた私は、この示しに驚き、恐れました。
ユダヤ人に対するホロコーストはどこから始まったのかというと、ヒトラーの台頭からであると、既に学術的に分析されています。黙示録において神が語られた「この後必ず起こること」とは、ヒトラーをひな形とする反キリストの台頭であり、彼の指示による迫害です。その時代は遠くなく、あなたが生きているこの時代にそれは起こる、神はそう語られました。ですから、その日を境に私の霊の焦点は、患難時代に向きました。反キリストは誰であるのか、心密かに探していますし、迫害に耐え、信仰を全うできるよう祈っています。
また、世には世の終わりを計る世界終末時計というものがあります。2023年1月24日に発表されたところでは、現在は世の終わりまで残り90秒であるそうです。2022年から比べると10秒短くなっています。戦争やコロナの問題が重く見られた結果だと言います。いずれにせよ世の終わりが近いことは、今や周知の事実です。
また、ロシアが一方的にウクライナに宣戦布告して以降、戦争が始まり既にイスラエルとハマスは血みどろの戦いを繰り広げ、ひいてはアラブ諸国とイスラエルとの戦いに発展するのではないかと、世界を巻き込むほどの勢いで、戦争が拡大しようとしています。
しかし、終わりはすぐには来ません。聖書によると、やがて中東の包括かつ恒久的な和平を結ぶ政治家が出ることが書かれています。この人物こそ反キリストです。彼はヒトラーのように、最初は民衆から絶大な支持を受けます。しかし、やがて本性を現し聖徒たちを迫害し、ついにはエルサレムの神殿に神の座を設けて、そこに座し自分こそ神であると宣言します。そして、彼の政治を助けるのが偽キリストです。
聖書の預言書によると、中東包括和平が結ばれてから、最初の3年半の患難時代と、その後の3年半の大患難時代を経て合計7年の、最後の時代(1週)があります。その7年が満ちる日にイエス・キリストはオリーブ山に再臨されます。主は来臨の輝きと御口の息をもって、反キリストや偽キリスト、サタン・悪霊を滅ぼされます。また、今のこの天地は火によって焼き尽くされ、無くなってしまいます。しかし、天から新しいエルサレムが下り、いわゆる千年王国の時代と新天新地を迎えます。御座に着いておられる方は「見よ。わたしは、すべてを新しくする」(黙示録21章5節)とも「事は成就した」(6節)とも語られています。すべて黙示録に書かれている通りに事は実現するでしょう。
先日、アメリカの次期大統領として、トランプ氏が選出されました。外交、特に中東包括和平への取り組みが期待されています。今、彼は圧倒的な支持を集めています。後のことは分かりません。それゆえ、目を覚まして世の終わりに備えましょう。ここに来て、風は大きく変わり始めています。主の来られるのが近いことを知り、あなたも主イエスの救いを信じましょう。
MIKOE NEWSから転載」 2024年11月13日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/
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