2020年12月23日水曜日

Be strong

 ヌンの子ヨシュアは、モーセに仕えた従者です。モーセの死後、モーセの後継者として、イスラエルの民を約束の地カナンに導きました。老齢のモーセに対してヨシュアは若者です。リーダーになって働きを全うするには勇気がいります。

 それ故、神はご自身のことばによってヨシュアを幾度も奮い立たされました。ヨシュア記には、幾度となく「強くあれ。雄々しくあれ」(1679節)という神ご自身の励ましのことばが語られています。聖書には多くの働き人がいます。しかし、ヨシュアのように神から直接力強いことばや励ましを頂いた者は他にいません。それだけ、ヨシュアにかかる重荷が大きいものであったからでしょう。

 同9節では特にこう書かれています。「わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたととともにあるからである」。

 神が私たちの力となってくださる、これが神さまの約束です。そして、ヨシュアは神のことばに奮い立ちました。「ただ強く、雄々しくあって下さい」、民もまたヨシュアに言いました(18節)。

 さて、「強くあれ」ですが、これは英語訳では「Be strong」といいます。strongは、強いという意味ですから、直訳すると強い状態でありなさい、といったところでしょうか。「雄々しくあれ」には「courage」が充てられています。勇気のあるという意味です。

 また、ピリピ人への手紙413節には「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです」という一文があります。その通り、神の慰めや励ましがあるなら、弱い私たちであってもどんなことでもできるのです。

 あなたは、弱い人ですか。あなたには不足がありますか。問題の解決に労していますか。どのようなことがあっても、イエス・キリストはあなたのすべてを知っておられます。どうか、主にあって強くあり、また雄々しくあってください。主は必ずあなたの問題を解決されます。

 力は神のものです。主は、弱さのうちに働き、私たちを助けてくださいます。私たちの力は神のうちにあり、それは圧倒的な勝利となるのです。

 MIKOE NEWSから転載」 2020年12月23日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/   

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