あなたを知っている方
「自分のことを一番よく知っているのは自分だ」。よくこんなことを言う人がいます。本当にそうでしょうか。私はむしろ人の一生は、自分を知るための旅であるように思います。
伝道者の書12章1節に「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ」という一文があります。神は創造者です。神が私たちを造りました。ですから、自分が何者であるかということは、神に聞くのが一番です。しかも若い時にと、ここには書かれています。
具体的に話しましょう。バスケットボールと時計があります。バスケットボールは飛び跳ねる物として神は造られました。バンバン床に弾むことがバスケットボールの栄光です。それを見ていた時計は、自分もまた床にバンバン打ち付けられることが栄光の現れだと思ってしまいました。そこで、床に身を打ち付けると…、時計は精密機械だから、ひどく壊れてしまいます。
人との比較によって自分を知ろうとすると、こうなります。時計の栄光は、正確に時を刻むことにあります。バスケットボールにならって床に打ち付けようものなら、それは時計としての自殺行為です。
父なる神さまは、私たちを愛された故に、ご計画をもって私たちを造ってくださいました。私が何者であるのか、その答えは創造主である神さまのうちにあります。
私たちの人生の完成は、神抜きにしてはあり得ません。私たちは皆、意味や使命をもって神によって造られたのです。神に立ち返り、神に聞くなら、神さまはあなたのために立ててくださった計画を教えてくださいます。エレミヤ書33章3節にはこう書かれています。「わたしを呼べ。そうすれば、わたしは、あなたに答え、あなたの知らない、理解を超えた大いなる事を、あなたに告げよう」(イスラエル北野)
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