2016年6月7日火曜日

罪の赦し
 イエスさまは私たちの罪を赦してくださるお方です。イエスさまは、罪を赦す権威を持っています。私たち人間は罪過の中に死んでおり、自分であろうと他人であろうと、罪を赦すことなどとてもできるものではありません。こういう訳で、人の罪を贖うには、罪のないお方が死なれないとならないのです。
 イエスさまは神のひとり子です。何一つ罪のないお方です。私たちを救い贖うために、世に来られ、十字架で死んでくださり、三日目に復活を遂げられました。ここに神は、私たちの贖いを完成されたのです。
 ルカの福音書にはイエスさまが十字架にかけられた時に起こった様相を伝えています。イエスさまは、二人の強盗の真ん中で十字架にかけられました。群衆もその強盗もイエスさまを口汚くののしり、神の子なら自分を救ってみろと激しく糾弾しました。
 ところが、しばらくたつと強盗の一人が回心するのです。「お前は神をも恐れないのか。(中略)われわれは、自分のしたことの報いを受けているのだからあたりまえだ。だがこの方は、悪いことは何もしなかったのだ」(234041節)、「イエスさま。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出してください」(42節)
 これに対してイエスさまはこう言います。「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、わたしとともにパラダイス(天国)にいます」(43節)
 これがイエスさまなのです。私たちを愛しご自分に身を避けてくるものを知っておられます。罪が支配する時代は終わり、今はキリストにより恵みと祝福が私たちのために用意されています。あなたもまたその全ての罪を赦していただけます。神に立ち返りましょう。 (イスラエル北野)

み声新聞2016年6月5日号(第887号)より転載—

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