2016年4月4日月曜日

ギデオン
 士師記に、ギデオンという神の器が登場します。イスラエルを虐げていたミデアン人からイスラエルを解放するために立てられました。
 しかし、その戦いに関して神は興味深いことを語られました。「あなたといっしょにいる民は多すぎるから、わたしはミデアン人を彼らの手に渡さない。イスラエルが私に向って誇るといけないから。(中略)恐れ、おののく者はみな帰りなさい」
 すると、民のうちから2万2000人が帰って行き、1万人が残りました。対するミデアン人の軍勢は、13万50
00人です。圧倒的に少数です。ところがなおも神は「民はまだ多すぎる」と語り、今度は「水のところに下って行け。そこで試そう」とおっしゃいました。
 水のところに来ると、口に手を当てて水をなめた者が300人で、残りの民は皆、膝をついて水を飲みました。彼らは家へ帰され、神は残るこの300
人でミデアン人を渡すと語られました。
 ギデオンは、300人を三つに分け、角笛とからつぼを持たせ、つぼの中にたいまつを入れさせました。そして角笛を吹き鳴らし、つぼを打ち壊し叫びました。「主の剣。ギデオンの剣だ」。その間に主は同士討ちが起こるようにされたので、戦いはイスラエルが勝利しました。
 300人が13万5000人に打ち勝ったのです。これが神の戦いです。神はご自身の栄光を現されました。
 神さまは、どんな事でもおできになります。あなたが祈る時、あなたの祈りを聞き届け、不可能な状況には奇跡さえも起こります。13万5000人を300人で倒された神の勝利は、あなたの内にも起こるのです。
 自分の手の内にあるものを見るのではなく、神の語られることばに目を留めていきましょう。 (イスラエル北野)

み声新聞2016年4月3日号(第878号)より転載—

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