2015年11月22日日曜日

世界の終わり
 日中国交正常化からまもなくして、修学旅行で中国に行きました。そのころの中国は、行きかう人は皆、人民帽に人民服で、おびただしい数の自転車に町は覆われ、蛇腹でつながった2両編成のバスが通りを走っていました。
 2度目に訪れた時、町は自動車であふれかえっていました。建設ラッシュで、王府井がおしゃれに生まれ変わっていました。人民服を着ている人はおらず、ジーンズをはき、ウオークマンを聴き、私たちがよく利用するファストフード店が通りに並んでいました。
 世界は今、一つになろうとしています。資本主義でも共産主義でもない、グローバルな新しい世界秩序が生まれようとしているのです。しかし、そのためには、単一の文化を土台とすることが必要です。中国で起こった変化はこれを裏付けるものです。
 マタイの福音書24章7節には、「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり…」と書かれています。この終わりの時代、民族意識はあらたに高揚し、戦争は勃発します。そして、それらを治める強力な指導者が台頭してきます。それが反キリストであると言われています。彼は、民族の垣根をとっぱらい、単一国家の道を押し進め、自分こそ神であると宣言します。
 そして、彼を助けるのが偽キリストです。偽キリストは、宗教を一つにまとめ、世界秩序の構築に力を貸します。
 グローバリズムのシナリオはもうできています。日本もその中に入れられています。日本は先祖たちが守り培ってきた良きものを手放してしまいました。これから患難がやってくるでしょう。しかし私たちの希望はイエスさまの再臨にあります。主の通られる道を真っすぐに備えましょう。
 
(イスラエル北野)

み声新聞2015年11月22日号(第859号)より転載—

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