2012年12月14日金曜日

クリスマス

 長い年月を経て、この方は世にやって来られました。何千年も待たれた約束の
成就のために、時満ちてこの世に来られたのです。
 この方に、使命がありました。この方は、肉によって成り、やがてはちりに
帰ってしまう私たちに救いと永遠のいのちを与えるために、神によって遣 わさ
れたのです。彼は神の御子でした。
 私たちはきらびやかな王の誕生を夢見ましましたが、その王の揺りかごは、馬
の飼い葉おけでした。貧しく、また虐げられ、その誕生や人生は、万事 につけ
へりくだっていました。全ての人を救うため、全ての面で底辺を通られたので
す。私たちのためにです。
 預言者イザヤは「彼はさげすまれ、人々からのけ者にされ、悲しみの人で病を
知っていた」(53章3節)と語りました。彼とは、イエスさまのこと です。
 ピリピ人への手紙2章には、次のように書かれています。
 「キリストは神の御姿である方なのに、神のあり方を捨てられないとは考え
ず、ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられま し
た。人としての性質をもって現れ、自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架
の死にまでも従われました」(2章6―8節)というものです。
 神は、罪を持ち死に至る私たちを救うために、神のあり方を捨て、世に来られ
たのです。すなわち、イエスさまは、私たちに永遠のいのちを与えるた めに、
私たちの身代わりとなって十字架で死に、尊い血潮を流し、贖いを成し遂げてく
ださいました。
 クリスマスの本当の祝福は、神の下さった御子イエスを信じることにありま
す。私たちの身代わりとなって死んでくださったイエスさまを、あなたの 心に
お迎えください。(イスラエル北野)

み声新聞2012年12月16日号(第706号)より転載—

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