2014年6月8日日曜日

罪を赦す権威
 マルコの福音書2章の出来事です。中風を病んだ人が、友人によってイエスさ
まの所に連れて来られました。家は人でいっぱいなので、彼らは屋根を はがし
てイエスさまの前に床のまま彼をつり下ろしました。彼らの信仰を見たイエスさ
まは、「子よ。あなたの罪は赦されました」と語られました。
 ところが、そこには律法学者たちが居て「なぜ、あんなことを言うのか。(中
略)神おひとりのほか、だれが罪を赦すことができよう」と心の中で理 屈を言
いました。イエスさまはそれを見抜いてこう語られました。
 「人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたに知らせるた
めに」「あなたに言う。起きなさい。寝床をたたんで、家に帰りなさ い」
 たちどころに病人はいやされ、神の栄光が現されました。人には、罪を赦すこ
となどできません。しかし、イエスさまは神の御子です。イエスさまに は罪を
赦す権威があるのです。
 私自身、生きてきた人生の中で赦しを乞いたい罪は、1つや2つではありませ
ん。また逆に私に傷を与えた赦し得ない人も、1人や2人ではないので す。人
は必ず、何らかの縛りの中に生きているようです。このような縛りから解放され
るためにはどうしたらよいでしょうか。
 イエスさまの十字架の贖いを信じましょう。十字架によって私たちはどのよう
な罪でも赦されます。それゆえ私たちもまた、私たちに負いめのある者 をまず
赦しましょう。主の祈りにも「私たちの罪をお赦しください。私たちも私たちに
負いめのある者をみな赦します」と書かれています。
 赦すなら赦される、この原則によって、私たちは、あらゆる人生の縛りから解
放されるのです。(イスラエル北野)

み声新聞2014年6月8日号(第783号)より転載—

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