2013年3月22日金曜日


命を捨てる愛
北海道に来て初めて知ったのが、地吹雪の怖さです。地面の雪がもうもうと立ち
上がり、右も左も、前も後ろも全く分からなくなります。そこを行く怖 さは、
並大抵なものではありません。
 先日、雪で遭難した親子をニュースで取り上げていました。52歳のお父さん
が、最寄りの民家まで50メートルのところまで来ていましたが、そこ で遭難し
ました。お父さんは、吹雪の中、穴を掘って娘を押し入れ自分のジャンパーを広
げ、自ら覆いかぶさるようにして娘に暖を取らせました。そし て10時間、お父
さんは、凍死しましたが、娘さんは助かりました。
 このニュースはあっという間に世界のニュースとなりました。残された9歳の
娘さんは、2年前母親を病気で亡くしており、今度は自分のただ1人の 父を
失ったわけです。彼女の力となりたいと、多くの人が名乗りを上げています。海
外メディアは、亡くなったお父さんのことを「サムライ」と呼び、 敬意を表し
ています。
 ヨハネの福音書1513節には、「人がその友のために命を捨てるという、これ
よりも大きな愛はだれも持っていません」と書かれています。お父 さんは娘を
救うために自分の命を投げ出したのです。子を生かすため自ら犠牲となって娘を
守ったのです。これは、一介の罪人である私たちにできる最 高の愛のかたち
だったと思います。
 そして神の愛も、またそうであったことを知ってください。すなわち、イエ
ス・キリストはあなたを救うために、十字架で死なれました。そして3日 目に
よみがえり、救いの道を開かれたのです。イエス・キリストを救い主として信じ
ましょう。命を捨てるほどまでも、イエスさまは皆さんを愛してお られます。
    (イスラエル北野)

み声新聞2013年3月24日号(第720号)より転載—

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