2024年3月7日木曜日

Be Ambitious(大志を抱け)

 今年も、私たちの教会主催の白馬スネルゴイキャンプに参加しました。教会はちょうど40年が終わろうとしていて、スターティングメンバーにとっては同窓会のような楽しいひとときでした。40年の歩みの中で、お互いに年を取ったね、というのが共通の感慨で、頭に白いものが目立つようになっていました。私たちは、青春時代を教会とともに送ったのです。

 人生は、始まりから終わりまで一方通行です。それゆえ、年を取り少しは人生が見えてくると、あれはああすればよかったと分かるようになります。でも、やり直しという持ち時間はもうありません。しかし、これは神に心を向けるための神の知恵かもしれません。ソロモンは聖書の伝道者の書121節で「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ」という一節を残しています。若いということで手にしているチャンスに気付いてほしいと思います。そして、キリストにあって大志を抱いていただきたいのです。

 キリストにあればどんなことでもできるのだ、と信仰を奮い起こして進んでゆく人生は、本当に豊かな実を結ばせます。私の夫は認定NPO法人礎の石孤児院の働きに携わらせていただいているのですが、最近ザンビアで驚くような出来事がありました。

 ザンビア孤児院ではスラムの子どもたちを援助するための給食と学校教育のビジョンが与えられ活動を進めていました。まず小学校が運営され、さらに中高校生対象の土地と建物をビジョンとして求めていったところ、なんとその必要のすべてが予想外の方法で満たされ、先日ついに落成式を迎えました。荒れ地の中に出現する立派な青い建物は神の栄光の現れです。しかも、これで終わりではなく責任者の姉妹はさらなるビジョンを膨らませ、祈り求めています。私たちの信仰が神から出ているなら、神はそれを成してくださいます。生ける神の手を見るような人生が現代にもあるのです。

 日本にキリスト教が伝えられたのは、フランシスコ・シャビエルをはじめとする宣教師たちの熱い信仰によります。命の危険を冒してまでも、日本の救いのためにやってきた彼らがいたからこそ、今の私たちがあるのです。

 神にある人生は本当に豊かです。神のビジョンをわがビジョンとして生きる人生は神の計画に生きるという人生です。その報いは神ご自身です。宣教師たちは、年を取った責任者の者もいますが、多くの者は若いビジョンに生きる青年たちでした。殉教した者も多く、彼らの地上での年月は総じて短いものでした。しかし、彼らは今、天で永遠のいのちにあずかり殉教者の冠を、その働きの報いを、頂いています。

 あなたの人生にもまた神が用意してくださった計画があります。これから人生の本番を迎える若いあなたに、キリストにある人生の恵みと喜びをお伝えしたいのです。どうかその人生を神と神の計画のためにお用いください。働きには3040年、と長い年月が必要なものがあります。これを担うには持ち時間のある若いあなたの献身が必要なのです。

 ヨハネの福音書627節にはこのように書かれています。「なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きなさい。それこそ、人の子があなたがたに与えるものです 

MIKOE NEWSから転載」 2024年3月7日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/

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