天国からの執り成しの祈り
天国に行ったら、神のみこころの中、地上とは異なる自由が許されているように思う時があります。私の父、義父母は、きっとのんびりと天の生活を楽しんでいるのでは、と思っています。
私自身は、天国に行ったら、天で主の働きについている息子エリヤに会うことが何よりの楽しみです。地上では共なる時間を持てませんでしたが、天国では永遠に共に過ごすことができます。それ以外では、いのちの水の川に飛び込んで、心ゆくまでその水を飲んで、その両側にある木の実を食べてみたい、というのが願いです。A牧師は、天地創造を見せてもらいたいと言っておられました。天国は素晴しいところだと聖書にも書かれています。
その中で、マダムKという方は、天国で執り成しの祈りをご自分の働きとして、真剣に主に仕えておられる気がします。どうしてそう思うのかというと、私自身が、マダムKの執り成しの祈りを日々感じながら歩んでいるように思えるからです。あくまでも私個人の感覚ですが。
マダムKと私の出会いは、子どもがまだ就学前の頃でした。下のお嬢さんもまだ結婚前で、皆若かったです。アメリカチームに参加した時、お宅に招いていただきました。里芋の煮っころがしなどの日本食でもてなしてくださり、ロングビーチのヨットハーバーが見える喫茶店でおいしいチーズケーキをごちそうになりました。その後、ショッピングモールで買い物を楽しみました。良い思い出でした。
それからおよそ5年後、私は9カ月まで育った赤ちゃんを、交通事故をきっかけに亡くしてしまいました。最初は、感謝し隙を作らず、あたかも乗り越えたようにふるまっていましたが、やがて、その反動が出て、うつ病と診断されてしまいました。強い薬が処方され、常にボーッとして、何もできない、廃人のような人間になりました。
少しでも良くなればという母の気持ちで何度かイスラエルチームに連れ出してもらいました。そのイスラエルで、マダムKは私を見たのだと言います。あの活発な子がいったい何があったからといってこんなになったのか、と泣いて祈ってくれたと聞きました。
ありがたいことです。知らない所で、泣いて祈ってくれたというご愛には感謝しきれません。そして、病にあった私は、マダムKが、私の知らぬうちに天に召されたことも知りませんでした。地上ではお礼を言うこともできませんでした。
私の病は厳しいもので、体重は増大し、目も焦点が合いませんでした。1年3カ月入院しました。しかし、今は回復してきているのです。自分が誰であったか分からなかったほど、失った悲しみの底に漂っていましたが、自分が戻ってきているのです。
私は、マダムKが天で私のことを執り成し祈ってくださっているのでは、と理屈ではなく分かる気がします。その祈りが、私を立て上げていることもなぜか分かるのです。本気で祈ってくださっていると、確信に近いものがあります。
泣いて祈ってくださったマダムKです。天国でも、執り成しの祈りの手を緩めることなく、ガンガン祈ってくださっていることを私は確信しています。そして、その祈りは確実に聞かれています。良くなったのは、私の力ではなく、執り成しの祈りのおかげであるということは、誰よりも自分が一番よく分かるのです。
時々、イエスさまを通して、マダムKに、祈ってくださってありがとうございます、と伝えてください、とお願いする時があります。そしてマダムKに伝わっていることを願っています。
地上であっても、誰かに執り成し祈られている、ということは分かります。だから、マダムKが天で祈ってくださっているのだ、ということが分かる気がします。彼女には感謝し尽くせない思いを持っています。そして、どうかさらにお祈りいただければと主に祈っています。
天と地をつなぐ祈りがあります。地上にいる私たちのために天から祈っている方々がいると思います。それらの祈りによって助けられていることは、私たちが思う以上に多いのではないでしょうか。働きは地上でしかできません。天に帰ってしまったなら、もう救いを語れないのです。そのチャンスは地上にいる私たちにあります。ですから、地上の働きが進むよう、私たちが実を結ぶよう、天で真剣に私たちのために祈っている方々がおられることを覚えておきましょう。あなたのためにも、天で祈っておられる方がいると私は信じています。
MIKOE NEWSから転載」 2025年7月9日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/
0 件のコメント:
コメントを投稿