地震
今、鹿児島、トカラ列島を中心として大きな地震が続いています。一日も早く収まるようお祈りいたします。よく、「地震、カミナリ、火事、おやじ」といって恐ろしい物の代表として、地震が挙げられています。確かに、東京にいた時、ゴーという響きとともに地震が来ると、関東平野全体が崩壊しそうで、恐ろしかったです。
幼い頃、『地震列島』という本を読んでから、地震への恐怖はいや増しました。地震で日本は崩壊するという、ちょっとあおりすぎる所のある本でした。それで、幼心にすっかり地震への恐怖が刷り込まれてしまいました。
また、教会がスタートして幾年もたたないうち、東京に大地震が起こるということがよく言われていました。私たちは、集まって祈り、トラクトをまき、神に悔い改めて立ち返るよう人々に語りました。同時に、水や乾パンなどの備蓄を始めました。みんな地震に関しては「明日はわが身」と受け入れるのですが、地震は神のさばきだから悔い改めよ、というメッセージを聞こうとする人はほとんどいませんでした。
そうこうするうちに、東京ではなく、兵庫県南部地震による阪神・淡路大震災が起こり、およそ数千人の人が亡くなりました。私たちの教会は、現地にチームを送りました。その後2011年3月11日には、東北地方太平洋沖地震による東日本大震災が起き、数万人の犠牲者とともに甚大な被害をもたらしました。私の住む北海道では、北海道胆振(いぶり)東部地震の際、かなりの被害が出ました。これを書いている今日も、根室半島南東沖で地震がありました。
年ごとに地震は増えている。これが私の実感です。そして、規模も大きくなってきているように感じます。今現在も南海トラフ、相模トラフをはじめ、危険を指摘されているプレートは幾つもあります。環太平洋火山帯の中に日本はいるのです。地震は、これからもっと大きなものが来るのではないかと思っています。また、いずれは地震とともに火山の爆発も起こるでしょう。富士山の噴火も昔から関東大震災とともに起きるのではとよく言われています。
マタイの福音書24章で、お弟子たちはイエスに、「あなたの来られる時や世の終わりには、どんな前兆があるのでしょう」と聞いたことがあります。その時、イエスはこう語られました。「人に惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名のる者が大ぜい現れ、『私こそキリストだ』と言って、多くの人を惑わすでしょう。また、戦争のことや、戦争のうわさを聞くでしょうが、気をつけて、あわてないようにしなさい。これらは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。しかし、そのようなことはみな、産みの苦しみの初めなのです。」(3~8節)
「そのとき、人々は、あなたがたを苦しいめに会わせ、殺します。また、わたしの名のために、あなたがたはすべての国の人々に憎まれます。また、そのときは、人々が大ぜいつまずき、互いに裏切り、憎み合います。また、にせ預言者が多く起こって、多くの人々を惑わします。不法がはびこるので、多くの人たちの愛は冷たくなります。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます。この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます。」(9~14節)
このイエスさまのことばを読む限り、地震は世の終わりの先駆けです。それは、陣痛のようなものでしょうか。生まれいづる苦しみではあっても、まだ、誕生すなわち終わりではないのです。しかし、陣痛が10分おきから1分おきへと切迫していくように、これらのしるしも切迫していくものとみた方が良いと思います。ききんと地震は「産みの苦しみの初め」で、方々に起こるのです。そして、事実その通りになっています。
それでは、終わりの日は、いつ来るのでしょうか。それは、御国の福音が全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされた後です。聖書の翻訳は、ほとんどの言語に翻訳されていると聞きますし、各宣教団体も少数民族に至るまで広く宣教の手を伸ばしています。こういう訳で、終わりの日が来るのは近いと言えるのではないでしょうか。
地震は終わりの時代のしるしです。今起こっている地震は、イエスさまの来られる時が近づいているしるしであると知ってください。ヨハネの黙示録にも、幾つかの地震が挙げられていますが、これには一つ一つに意味があります。神は、神を信じようとしない世をさばくしるしとして地震を用いられます。
ヨハネの黙示録に書かれている最後の地震は、人間が地上に住んで以来、かつてなかったほどのものとなります。地震によって大きな都は三つに裂かれ、諸国の民の町々は倒れ、島はすべて逃げ去り、山々は見えなくなるほどのものです。そしてなんと1タラントほどの雹(ひょう)まで降るのです。この災害に、人々は神にけがしごとを言いました。災害が激しかったためです。
神さまは、これらの激しい災害の前に、悔い改めて救いを得ることをみこころとされております。
これから、さらに地震が頻発し多くの災害が起こるでしょう。しかしそれは世の終わりに臨む私たち人類に対する、神さまからの救いの招きの時でもあります。
今この時に、イエス・キリストを信じ、救いを受け取りましょう。
MIKOE NEWSから転載」 2025年7月16日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/
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