2024年6月20日木曜日

 ご臨在

 TLEAが、まだTLCCC(主の十字架クリスチャンセンター)であった初期の頃、神さまはいろいろな海外宣教を体験させてくださいました。当時、多くの者が20代やそこらで、皆、本当に若かったです。そろいもそろって、お金もありませんし英語もできません。にもかかわらず、神さまの導きを信じ、主を求め、祈り、不思議と備えられた余ることもなく足りないこともないぴったりのお金、それを用いて、海外宣教に出て行きました。

 初期の頃によく行ったのは、ロサンゼルスにあるオンザウエイ教会でした。そこのプレイヤーチャペルで祈るということが導かれました。このプレイヤーチャペルは、オンザウエイ教会の最初の会堂でした。ある時、この会堂の四隅に天使が立ち、一面霧のようなものが立ち込めるということが起こりました。その霧のようなものは、神のご臨在でした。そして、この不思議な現象を境に、オンザウエイ教会に人々が集まるようになり、いろいろなわざが起こり、どんどん教会は成長していきました。今は万という人数が集まっています。

 当初は、3週間の予定で宣教に行っていたので、私たちは、来る日も来る日もプレイヤーチャペルに通いました。天使が立ったという四隅に立って祈ったり、この臨在を日本に持ち帰ろうと熱心に求めました。チャペルには、神の平安と慰め、そしてやすらぎがありました。何とも言えない神への慕わしい思いが紡がれていくのです。恵まれすぎて、祈りの格好をしたまま寝入ってしまうこともありました。それらを含めて、私たちは深いご臨在のうちに包まれていたのです。そして、1度と言わず、何度も私たちはロサンゼルスを訪れ、祈りの時を過ごしました。これは、感謝し尽くせないほどの恵みでした。

 さて、臨在とはどんなものかというと、詩篇でダビデはこう歌っています。「あなたの御前には喜びが満ち、あなたの右には、楽しみがとこしえにあります」(1611節)。ご臨在のある所には、神のくださる喜びがあり楽しみがあるのです。ずっとこのままでいたいと切望するような、立ち去りがたいご愛を感じます。プレイヤーチャペルでの臨在がまさにそれでした。

 また、ダビデは詩篇23篇で「私の杯は、あふれています」(5節)とも歌いました。ご臨在は尽きない泉のように私たちの心の奥底からこんこんと湧きいで、ついにはあふれ出るのです。そこでは、誰に教えられなくても、皆が、神さまのご愛がここにあると知るのです。そして大勢の人々が泣きながら神のもとに帰ってゆきます。

 詩篇223節に「けれども、あなたは聖であられ、イスラエルの賛美を住まいとしておられます」と書かれています。ご臨在と賛美には密接な関係があります。賛美には聖なる主、生ける神が、住まわっておられるのです。だからこそ、賛美する時にはそこに強いご臨在が現されるのです。リバイバルでは、ますます賛美が用いられていくでしょう。賛美の中には神がおられます。そして神はご臨在をもって私たちの賛美に応えられます。

MIKOE NEWSから転載」 2024年6月20日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/ 

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