2019年11月20日水曜日

告発者  サタン

 あなたのことを本気で殺そうとしているものがいます。サタンです。こんなことを言う私は極端でしょうか。いいえ、本当の事なのです。
 かの世界でも、すごんでくるのは下っ端で、本当に怖いのはそんな様子をみじんも見せないトップだといいます。人当たりの良さと裏腹に根っこは残忍な破壊者であったりするのです。
 そもそも、サタンは神の敵という意味で、その頭は堕天使ルシファーです。彼は美の極みであり天使の筆頭でした。非の打ちどころなく神に仕えていましたが、ある時彼は自分が神になろうとしたのです。彼はすみやかにさばかれ、彼に付き従う天使たちとともに、天国を追われ、地上に落とされました。黙示録12章によれば、「悪魔が自分の時の短いことを知り、激しく怒って、そこに下った」(12節)と書かれています。
 サタンは私たち人間をねたみ、またひどく憎んでいます。やがては自分が燃える火の池に投げ込まれることを知っているので、1人でも多くの人間を救いから遠ざけたいと、とにかく神が愛している人間がねたましく、滅ぼしたくて仕方がないのです。
 こうして悪魔は世に下り、日夜私たちの罪を神に告発し、救いの道から私たちを締め出そうと働いています。神は聖(きよ)いお方で、原罪を持つ私たちは直接近づくことはできません。そこに目を付けサタンは罪を告発するのです。
 しかし、それに対して神さまは、解決をお持ちでした。私たちを贖(あがな)い、神の子としてくださるために、ご自身のひとり子イエスさまをくださったのです。
 イエスさまは神であられ罪のないお方です。私たちの罪を負って十字架で死に、3日目によみがえられ私たちを死や滅びから贖ってくださいました。イエスさまを信じるなら私たちは神の子です。神の元に帰りましょう。(イスラエル北野)

み声新聞2019年11月24日号(第1069号)より転載—

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