2014年11月22日土曜日

イエスのいやし
 ヨハネの福音書5章に、38年もの間病気でいる人のことが書かれています。イ
エスさまは彼の病気がもう長い間のことなのを知って「よくなりたい か」と言
いました。病人は、「主よ。私には、水がかき回されたとき、池の中に私を入れ
てくれる人がいません」と、弁明のような答えをしました。素 直に「はい」と
は言えなかった、彼の心の屈折が読み取れます。
 長患いは、魂をむしばみます。一口に病と言っても治るものもあればそうでな
いものもあります。忍耐が求められ、長く患ううちに、いつの間にかい やされ
ることを諦めてしまうということは決して少なくはありません。
 娘が幼稚園に通っていた頃、障がいを持つ子のお母さんが何名かいました。教
会にお誘いしましたが、一様に断られました。これ以上失望したくな い、もし
いやされなかったらと考えると二の足を踏めない、そんな心理が働いたのではな
いかと私は思います。
 しかし信じることによって皆さんが失う物は何一つとしてないのです。神さま
は真実です。そしてイエスさまへの期待は決して失望に終わることがあ りませ
ん。たとえ、皆さんが望みえない病にあるとしても、イエスさまはあなたを、ま
たその人をいやすことがおできになるお方です。
 イザヤ書53節に、「彼の打ち傷によって、私たちはいやされた」という一文が
あります。このことば通りイエスさまは私たちのあらゆる罪、病を 担って十字
架で死んでくださいました。そして3日目によみがえり、救いの道を完成されま
した。
 人にはできなくても、神はどんなことでもできるのです。イエスさまを信じ、
イエスさまに期待してみませんか。
 
(イスラエル北野)

み声新聞2014年11月23日号(第807号)より転載—

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