2023年4月10日月曜日

いのち

 このごろ、近しい方が相次いで亡くなっています。芸能界からも次々と懐かしい方々の訃報を聞きますし、また、若い方の突然の訃報にも驚かされます。個人としても親しい方が相次いで亡くなられました。特にかかりつけ医である若い医師がまさかの突然死に見舞われました。後任の医師も決まらず、現場は混乱しています。前触れがあればそれに気付いたでしょう。しかし皆、突然の予期せぬ別れとなりました。生きていることが当たり前の世界から、いのちは明日のことも知れぬはかないものだという事実に、改めて目を向けさせられる出来事でした。

 人が亡くなるとその度ごとに、いのちは神さまのものであるという原点に気付かされます。忘れてしまいがちですが、私たちのこの世の人生は、始まりがあったように終わりがあります。誰一人としてこの原則に当てはまらない人はいません。生(いのち)あるものには必ず死(終わり)がやって来ます。それ故この世の生(いのち)あるうちに死に備えることが必要であり、何よりそれが重要です。

 イエスさまもまたマルコの福音書8章でこう述べられています。「人は、たとい全世界を得ても、いのちを損じたら、何の得がありましょう。自分のいのちを買い戻すために、人はいったい何を差し出すことができるでしょう」(3637節)

 その通りです。全世界を得ることより、いのちを持つことのほうが遥かに重要なことです。にもかかわらず、いのちには限りがある、そんな大切なことさえ忘れてしまうほどまで私たちは、自分の計画に没頭しています。よしんばそれが成功し全世界を得たとしても、私たちは自分のいのちを、たった一時でさえ延ばすことができないのです。私たちの目は何を見ているのでしょうか。神にあるいのちでしょうか、それともうたかたの世の成功でしょうか。どの人生を歩むかは私たち次第です。

 ただ恵みによって神は、私たちをご自分の元に買い戻すために、贖(あがな)いの代価として御子イエス・キリストを下さいました。イエスさまは、約2千年前に世に来られ、十字架で私たちのすべての罪をみ苦しみをもって担い、その死と3日目の復活によって贖いを完成させられました。信じる私たちを神の子としてくださったのです。イエスを信じる者は皆救われます。イエスさまは、死に打ち勝った唯一の人でありまた神であって、よみがえりの初穂です。このイエス・キリストを信じるなら、私たちは永遠のいのちを受け救われるのです。また、たとえ死んでも行先さえも用意されていて、それは、パラダイス(天国)です。

 イエス・キリストを信じましょう。いのちは何よりも尊いのです。ヨハネの福音書146節にはこう書かれています。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。私を通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません」。その通り、イエスは私たちと神との間の唯一の仲介者です。これより他に救いはありません。イエスを信じる者は皆、永遠のいのちが与えられています。あなたもこの恵みにあずかりましょう。

MIKOE NEWSから転載」 2023年4月10日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/  

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