2020年1月29日水曜日

しるしを見分ける

 北海道は、間もなく雪まつりの季節になります。今年は寒さこそ平年並みに厳しいですが、雪の量は少なく、雪像を造るための雪の確保に皆、頭を悩ましています。こんな事は今までなかったことだといいます。
 そればかりでなく、ニュースを見てみると、難問続出です。オーストラリアでの大火災も深刻です。手の施しようもなく燃え続け、地球全体に関わる災害です。また、新型コロナウイルスによる死者が出て、これからの流行が危ぶまれています。日本では大地震が起こると言われ、現にあちこちで地震が起こっています。
 しかし、問題視したいのは、これだけ深刻な非常事態に見舞われているにもかかわらず、即、自分に返ってくる問題でないと、対岸の火事で、これを通して悟るべき事がないがしろにされているように思えることです。
 ルカの福音書17章にこのような記述があります。「ノアが箱舟に入るその日まで、人々は、食べたり、飲んだり、めとったり、とついだりしていたが、洪水が来て、すべての人を滅ぼしてしまいました」(27節)
 ノアには使命がありました。神が、水によって人や家畜や全ての生けるものを滅ぼすことをノアに告げた時、神はノアに箱舟を造るように語られ、箱舟にいたノアと家族、全て生けるもののつがいだけが洪水から守られたということが聖書に書かれています。
 その日が来るまで、また来ても、人々は滅びが迫っていることに気付きませんでした。けれども必ず時は来ます。ノアに起こった事はひな型です。21世紀を生きる私たちもまた、キリストの再臨が約束されています。その日は来るのです。
 神が与えてくださるしるしに心を留めなければ、決してそれがいつ来るか分かりません。目を覚ましてまいりましょう。(イスラエル北野)

み声新聞2019年2月2日号(第1079号)より転載—

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