2022年3月23日水曜日

再臨のしるし

  小学生の頃、21世紀を題にした絵の展覧会がありました。印象に残ったのは、宇宙人やUFOを取り上げた作品が多かったことです。その頃、21世紀は夢のまた夢の世界で、憧れと期待でいっぱいでした。科学の発展に期待し、鉄腕アトムと暮らす社会になると信じていました。

 そして、今その21世紀です。人型ロボットこそいまだ完成が待たれますが、ロボットアームのように、人の体の一機能を担うロボットやAI人工頭脳は格段の進歩を遂げました。

 21世紀の特徴は既に見えてきています。その一つはお金です。20世紀の終わり頃から、購入した金額に応じて、約1%のポイントを受けるというサービスが始まりました。少額だからと気にも留めなかったポイント還元ですが、今やあちこちでこのサービスは広がり、お金に代わる電子マネーとして新たな時代の流通を支えています。

 そもそもお金は、物々交換から始まって、金貨やコイン、紙幣と、時代に応じてその形を変え、歴史とともに変遷してきました。時代が変わることは経済が変わるという事でもあるので、この終わりの時代には、時代に合わせて、キャッシュレスへと進み、今後ポイントや数字が、紙幣に代わってその役割を果たしてゆくことになるでしょう。

 黙示録には、「すべての人々にその右の手かその額かに、刻印を受けさせた。また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外には、だれも、買うことも、売ることもできないようにした」(131617節)と書かれています。終わりの時代では、売り買いするにはもはやお金にはよらず、獣の名とその刻印によるように変わると、聖書は予告しているのです。

 そして、21世紀の現代。先ごろから始まったロシアのウクライナに対する戦争を見て、率直な感想として、ロシアとアメリカの弱体化を感じました。かつて世界の警察として動いたアメリカは、今や国内の問題で手一杯のように見えますし、ロシアもまた貧しくて以前のような力を持っていないように思います。では、誰がまたどこから出てくるのかといえばそれこそ、反キリストでありEU なのです。

 聖書は終わりの時代のしるしの一つとしてローマ帝国の復興をうたっています。EUはローマ帝国に地理的に合致しており、政治経済において既に一つですが、更に一つになろうとしています。今回の戦争でEUは、EUの軍を持つ必要性を覚えたとコメントしました。米ロ主導の世界から、ヨーロッパがイニシアチブを握る、新しい世界への移行が今回の戦争の隠れた意味ではないかと思います。今後、世界の中心となるのは復興ローマ帝国であるEUなのです。

 これらの事から分かるのは、これらはしるしであり、主イエスが再臨される時がいよいよ近づいたということです。頭を上げ、近づく再臨に備えましょう。

MIKOE NEWSから転載」 2022年3月23日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/

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