2020年7月13日月曜日

 「イエスが愛された者たち~幼子篇」

 当然のことながら、子どもは大人とは違っていて、独自の世界に生きています。足手まといになると大人から邪険にされても、聞いているのかいないのか、つかず離れずの距離を保ってそこここにいるのが子どもです。 

 さて、イエスさまが来られた時、人々はイエスさまに触っていただこうとして、子どもたちをみ元に連れてきました。ところが、弟子たちは子らを叱りました。大人の世界に子どもが立ち入るな、ということでしょうか。あっちへ行けと言われたかもしれません。 

 しかしイエスさまはこの様子をご覧になると、憤って彼らに言いました。 

 「子どもたちを、私のところに来させなさい。止めてはいけません。神の国はこのような者たちのものです」 

 「まことに、あなたがたに告げます。子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに、はいることはできません」(マルコの福音書10章13~16節参照)。 

 神の国は、子どもたちのものであり、子どものように神の国を受け入れるのでなければそこには入れないとイエスさまは言うのです。 

 子どものように、というのはどういうことか考えてみました。 

 子どもには、無条件で天のお父さんに抱き着く心の低さがあります。着ている服が泥だらけであっても、ぬぐうでもなく、身元に飛び込んで来る、その全き信頼。これが神の目には尊いのです。 

 ありのままで、というのが子どもたちの強みです。多くの大人は、高いハードルを自分で作ってしまい、神の国を自ら遠くしてしまいました。 

 イエスさまが、子どもを愛したのは、その偽りのない心を尊ばれたからです。イエスさまは弟子たちをお叱りになると、子どもたちを抱いてやって、1人1人に手を置いて祝福してくださいました。 

 イエスさまは、子どもを愛されました。私たちもまた天のお父さまの前には子どもです。悩み苦しみを包まず述べて、すがりましょう。主は平安を下さり、あなたを守って下さいます。       

MIKOE NEWSから転載」 2020年7月13日、リンク先:https://www.mikoe-news.com/ 

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