2015年3月21日土曜日

心を尽くして
 今どき、問題の無い人などいないのではないかと思います。わが家もまた例外
ではなく、先日、娘がやっとなじんできた職場で仕事を減らされ、娘以 上に私
が落ち込んでしまいました。どんどん否定的な思いになり、あたかも神さまがい
ないかのように、世を恐れ、世に縛られました。「全ての事を感 謝する」とい
う教えを知らなければ多分、心労でつぶれていたと思います。
 しかし、神さまは、このような困難の中にいる私に、ソロモンの箴言を示して
くださいました。そこにはこう書かれていました。「心を尽くして主に 拠り頼
め。自分の悟りにたよるな。あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そう
すれば、主はあなたの道をまっすぐにされる」(3章5節)
 私たちは、何とか自分の力で問題に当たろうとします。しかし、問題というの
は手には負えないから問題なのです。自分の悟りなんて何の解決にもな りませ
ん。では、どうすればよいのでしょうか。心を尽くして主に頼るのです。祈りで
す。神さまの前に心を注ぎ出すのです。神が助けてくださらない と、どうして
知るでしょうか。
 神さまはすべてをご存じです。たとい罪の中にあっても、行く道に迷っていて
も、あらゆる所において神さまを認めるなら、主はそこから私たちの道 をまっ
すぐにしてくださいます。これが、愛にして義なる方、神さまというお方なのです。
 そうこうするうちに昨日、急に娘の仕事が増えることになりました。神さまの
逆転勝利が動き始めました。それまでの恐れに代えて、今は平安と安ら ぎを
頂いています。神こそ我が盾、また力。主に拠り頼むことができるなんて、何
という喜びでしょう。
 
(イスラエル北野)

み声新聞2015年3月22日号(第824号)より転載—

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