2014年4月5日土曜日


やもめ
 私の母は56歳にして夫に先立たれ、やもめとなりました。人生の山を越え、静
かに余生を送るはずでしたが、神さまの計画は異なりました。「この 者はこれ
からが人生の本番を迎える」と神さまは語られました。
 母はやもめとなって20年になります。この間、第二の人生の中で母は牧師とし
て立てられました。鳴門で生活している母は地下鉄が苦手で、上京す る際には
いつも迎えが必要でした。それが煩わしくて神さまに祈ると、母が地下鉄どころ
か世界にまで出て行くと語られました。
 そしてその通り、今日出発したアメリカの海外宣教チームにも加わり、渡米し
ていきました。帰りには国際便の飛行機から成田空港―羽田空港と移動 し、羽田
に一泊。翌朝一番の飛行機で徳島に帰り、すぐに礼拝のご奉仕を取り次ぎます。
こんな過密なスケジュールを76歳の母は1人でこなしている のです。しかも病
を持ちながら。確かにこんな人生が来ようとは思いもよりませんでした。
 詩篇8210節に、「あなたの口を大きくあけよ。わたしが、それを満たそう」
と書かれています。
 母がイエスさまから人一倍多くの、恵みと助け、癒やしを受けたのは、人一倍
イエスさまに求めたからだと思います。まず、求めることが奇跡の一歩 となり
ます。大きく口を開ける者は多く受けます。少ししか求めない者は、少ししか神
のみ業を見ません。
 やもめになったら、その望みは全能の父なる神以外にありません。ですから神
ご自身もまた、やもめに安らぎを与え、やもめの権利を守ってください ます。
神は真実です。私たちもまた、大きく口を開いて、神の恵みを受けましょう。
  (イスラエル北野)

 


み声新聞2014年4月6日号(第774号)より転載—

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