2012年5月14日月曜日

暮らし向きの自慢

 娘が幼かったころ、よく同級生のお母さん方と茶話会をしました。わが子の自慢や、夫のキャリア、購入したマンションに、名家の血統、これらの自 慢に話の花を咲かせます。住む世界が違いました。
 ヨハネの手紙第一2章には、このように書いてあります。「世をも、世にあるものをも、愛してはなりません。(中略)すべての世にあるもの、すな わち、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢などは、御父から出たものではなく、この世から出たものだからです。世と世の欲は滅び去ります。しかし、 神のみこころを行う者は、いつまでもながらえます」(15—17節)
 ある知人ですが、彼女の願いは、マイホームを持つことでした。この目的に向けて、彼女はまっしぐらに生きてきました。そして、ついに念願のマイ ホームを手に入れたのです。ところが、奇妙な事が起こってきました。燃え尽き症候群というのでしょうか、やっと手にしたマイホームですが、喜びも 束の間で、彼女は鬱状態になりました。次なる目標が無くなってしまったからです。本当に彼女が必要とし、また求めたのは、何だったのでしょうか。
 悩みの中で彼女は、解決を教会に、イエス・キリストに求めました。それは正解でした。イエスさまこそが彼女の心の求めるところであったからで す。
 彼女は、今、牧師をしています。誰よりも生きる喜びを輝かせながら、本当の幸いを内側に頂いています。世と世の欲は滅び去ります。しかし、神の みこころを行う者はいつまでも永らえます。こういうわけですから、私たちもまた神さまの元に帰りましょう。
 「主をおのれの喜びとせよ。主はあなたの心の願いをかなえてくださる」(詩篇37篇4節)
(イスラエル北野)

み声新聞2012年5月20日号(第676号)より転載—




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