2017年3月5日日曜日

信仰を学びましょう
 夜中の3時ごろのことです。イエスさまはガリラヤ湖の上を歩いて、先に舟で出発した弟子たちの元に行かれました。弟子たちは「あれは幽霊だ」と言っておびえてしまい、恐ろしさのあまり、叫び声を上げました。
 イエスさまは、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われました。すると、ペテロは答えてこう言いました「主よ。もし、あなたでしたら、私に水の上を歩いてここまで来い、とお命じになってください」
 イエスさまのことばは必ずその通りになることをペテロは知っていました。イエスさまは「来なさい」と言ってくださいました。
 そこで、ペテロは舟から出て、水の上を歩いてイエスさまの方へ行きました。ペテロはガリラヤ湖上を歩きました。奇跡が起こったのです。
 ところが状況は一転します。ペテロは波を見て怖くなり、沈みかけました。「主よ。助けてください」と叫ぶと、イエスさまはすぐに手を伸ばしてつかんでくださり、「信仰の薄い人だな。なぜ疑うのか」とおっしゃいました。
 これらは皆、マタイの福音書14章からの引用です。この箇所から私たちは、信仰について学ぶことができます。イエスさまを見ている限り、ペテロは湖の上にあっても歩くことができました。イエスさまとは神のことばです。神のことばを見続けるなら、その通りになります。しかし、みことばから目を離してしまうなら、ペテロが溺れたように、私たちも現実に溺れ、何の奇跡も見ないでしょう。
 イエスさまは、「なぜ疑うのか」と言われました。信仰はあるかないかどちらかです。大切なのはこの一言です。「信仰の創始者であり完成者であるイエスから目を離さないでいなさい」(へブル人への手紙122節)
 
(イスラエル北野)

み声新聞2017年3月5日号(第926号)より転載—

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