2014年6月21日土曜日

奇跡の現れ
神さまの助けは、遅れ気味にやって来るようです。ダニエル書に、シャデラク、
メシャク、アベデ・ネゴというイスラエルから捕囚されて来た、3人の 者のこ
とが書かれています。彼らはネブカデネザル王が作った金の像を拝むことをしな
かったので、燃える炉の中に投げこまれることになりました。
 しかし、彼らはこう言いました。「もし、そうなれば、私たちの仕える神は、
火の燃える炉から私たちを救い出すことができます。(中略)しかし、 もしそ
うでなくても、王よ、ご承知ください。私たちはあなたの神々に仕えず、あなた
が立てた金の像を拝むこともしません」
 これを聞いて王は怒りに満ち、7倍も熱くした炉に、彼らを縛ったまま投げ込
みました。ところが、王はとんでもないものを見たのです。「私にはな わを解
かれて歩いている四人の者が見える。しかも彼らは何の害も受けていない。第四
の者の姿は神の子のようだ」
 第四の者とは受肉前のイエスさまだと言われています。彼らの信仰どおり神さ
まは救ってくださいました。しかし、少し遅いのではないでしょうか。 炉に入
れられる前なら期待できます。ところが、彼らは、炉に入れられ、いわば死を味
わったのです。そしてそこから奇跡が、神の栄光が現されまし た。
 モーセもまた同様でした。神さまに従って出エジプトしたのにも関わらず、追
い詰められたところは紅海でした。この絶体絶命の時に奇跡の手が動き まし
た。紅海は左右に分かれ、民は海の底の道を通って無事脱出しました。
 私たちが待たされるのは、神さまの側でよりすぐれた別の計画があるからで
す。神は奇跡を起こされます。神に信頼することを学びましょう。
 (イスラエル北野)

み声新聞2014年6月22日号(第785号)より転載—

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