2013年11月21日木曜日


自分の敵を愛しなさい
 私が幼少の頃、よく皆でキリスト教をからかいました。「アーメン、ソーメ
ン、冷やソーメン!」
 ところが少し大きくなってから、かつてのガキ大将が教理に関係するようなこ
とを言いはじめました。「右の頬を打つような者には左の頬も差し出せ という
が、おまえ、出来るんか」私は、まだ子どもでしたが、そう言われて心を探られ
ました。キリストの教えは私たちのスケールを超えて、大きいの です。
 例えば、マタイによる福音書5章ではこう書かれています。「わたしはあなた
がたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。そ れでこ
そ、天におられるあなたがたの父の子どもになれるのです。(中略)自分を愛し
てくれる者を愛したからといって、何の報いが受けられるでしょ う。取税人で
も、同じことをしているではありませんか」
 初めてこれを読んだ時、私は目からうろこが落ちました。自分を愛してくれる
人を愛することは確かにたやすいことです。愛してくれる人を愛したか らと
いっても、それは、なんら誇れるものではありません。
 それに引き換え、主が推奨してくださる愛は、「汝の敵を愛せよ」これに尽き
るといっても過言ではありません。自分の敵を愛し、のろいに代えて祝 福を与
える、これが神さまの愛です。そのご愛は、善人にも罪人にも等しく注がれてい
ます。ですからあなたも神の愛を学びましょう。その愛は、自分 の敵をも愛
し、相手を祝福するものです。神さまはその力も与えてくださいます。
 あなたの敵をあなた自身のように愛しましょう。そうすることによって人は神
の愛を知るのです。
(イスラエル北野)

 
み声新聞2013年11月24日号(第755号)より転載—

0 件のコメント:

コメントを投稿